我が家は中古の車派です

大震災後は車の需要が増していたために中古探しが大変でした。

我が家は中古の車派です 私が暮らしていた東北地方沿岸部は東日本大震災の折に津波で大きな被害を受けました。
これは人的被害は言うに及ばず、様々なインフラや生活の足たる車にもダメージを与えました。
東北といえば東京のような都会とは異なり、車は何をするにも不可欠な存在です。
それらがすっかり水に浸かり、スクラップになってしまうというのは大変困ったことでした。
その結果、騒ぎが一段落してからはみんなが車の中古探しをすることになり、どの店でも相当な品薄になりました。
私の家族も当時はなかなか代わりの車が手に入らず苦労していました。
結局、お眼鏡にかなう車種に巡り会えたのは数ヶ月が過ぎてからのことでしたが、それでも周囲に比べると早い方でした。
今ではあの頃のてんやわんやが嘘のように、近隣の中古車販売店には良質な車種がいくつも並んでいます。

実は私の家族が比較的早い時期に中古車を手に入れることが出来たのには訳があります。それは、被災地以外ではそれほど車が不足していないという話を東北地方の内陸側に住む知人から耳にしたのが発端でした。
その男性が言うには、彼の住む内陸部では人気の車種でも通常通りに取引されていたとのことでした。
それを聞いて私は少々内陸の方まで足を伸ばすと、そこには彼が言う通り平常通りのラインナップが見られました。
結局そこで好みの車種を手に入れることができたのでした。
いい物品を探すには様々な店、様々な土地で探しまわることが大事だと思わされた一件でした。